ITスペシャリスト(Linuxエンジニア)26歳
現在、世界的にも有名な大手メーカーの研究所に常駐して、
Linuxサーバの構築・運用を一手に引き受け、活躍中
畑違いで飛び込んだ業界
「とにかくやってみる」が大好きな言葉
大学は理系でしたがまったくの畑違い。パソコンもまともに触ったことがなくて。就職活動の結論は「仕事としてずっとやれる技術を身につけたい」。不安はいっぱいありましたが、畑違いでも受け入れてくれたソフトウェアハウスに入社しました。
ちょうどTVを見ていて、西堀栄三郎さんの「とにかくやってみなはれ、そうすれば道は開ける」というのを聞いて感動して、ノートにメモして・・・僕、メモ魔なんですけど、その時書いたことは今でもそうだなって思います。
でも、現実は厳しくて(笑)。少しC言語の研修を受けると、すぐに現場に出されました。先輩に新人2人が加わった5人のプロジェクト。納期が迫っているのに、要件定義も怪しくやり直しが多くて、まさに火を噴いていました。
納品後、お客様へのプレゼンやインストラクションを任され、新人なのに「教える側」に回って。緊張しましたが、度胸もつきました。「とにかくやってみる」はやはり大切だなあと。
自分のやりたいことと
自分なりの会社選びのモノサシを見つけた3年間
そのあと担当した仕事は、営業支援データやツールの作成。お客様である金融会社の営業マンと直接やりとりして、要件を定義し、設計してレビューする。お客様のニーズを自分でつかんで形にしてあげると、とても喜んでもらえる。気持ちがよかったですね。
その頃知人に、個人的にサーバを立ち上げて、ホームページを作って発信している人が何人かいて、「これからはだれもが外に向けてコミュニケーションする時代になるな」と感じました。
さっそく当時の上司にサーバの仕事がやりたいと手を挙げて、そこでLinuxと出会うことになります。また必死で勉強しましたよ。そして、20ほどあるお客様の拠点を共有サーバでつなぐ、構築・運用の仕事を任されました。
しかし、ソフトウェアハウスが生業のその会社は、サーバやN/Wの仕事は受けたがっていないのが傍目にもわかり、仕事も限られました。そこそこの規模の会社でしたが、「規模でなく仕事なんだ」と実感、転職を決意しました。
問題は会社の規模ではなく信用でした
取引先の顔ぶれがすごい、しかも関係が深いんです
パルソネットとの出会いは、以前に仕事で関わりのあった知人から評判を聞いたのがきっかけでしたが、当然どんな仕事があるのかを確かめました。知人や鈴木さん(社長)にも何度も会って確認しましたよ。
規模は前職よりも小さいのですが、大手企業、それも世界的なレベルの企業と直接仕事をしている。それも一つや二つじゃないんです。
お客様と同じ「目線」を持って仕事をするように徹底されていますし、しかもお客様との関係が近いから業者扱いされることもない。「ここまで任せてもらっていいんですか」とびっくりするくらい。期待の大きさが伝わってきます。
もちろん最初にいくら関係が深くても、請け負った仕事がダメなら関係も続かないわけで、エンジニア社員の仕事はもちろん、営業マン、そして会社としての、お客様、社員両方へのフォローがうまく機能しているんだとわかりました。
Linuxサーバの構築・運用を一手に任され
お客様のシステム責任者と直接やりとり
転職して以来、世界的にも有名な大手メーカーの研究所に常駐して、Linuxサーバの構築・運用業務を一手に任されています。プロセスにおいて提案する相手はお客様のシステム責任者。
組織が大きいので根回すべき相手も多いのですが、それ以上に「業務フロー」がしっかりしているのに驚き、目からウロコでした。
ちょっとした開発でも手順書があって、お客様の要望、設計内容などをプロジェクトに関わる全員にレビューする。それがなければ進められないから必死にやる。手順を踏んでいればどこに問題があったかあとで遡れますから、失敗がなくなる。今さらですが、「そうか仕事はこうやって進めるものなんだ」とずいぶん勉強になりました。
これも大手企業の取引と信用がないと経験できないことですね。当社にはそうしたお客様がいくつもあるから、自分のやりたい技術を身につけながらいろいろなタイプのお客様を経験できそうです。
仕事で身につけた技術力を
プライベートでも生かせるといいですね
僕も始めましたよ。自宅にサーバ構築して、ドメイン取得して。大学時代にやっていた音楽バンドの交流で知りあった嫁さんが、子育ての間に作曲していて。それをホームページで公開するのを、“技術サポート”しています。